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製品案内

東京納品代行株式会社様


百貨店への納品代行業務を中心に、検品やタグ付けなどの流通加工、商品管理などアパレル製品の輸送を主力とする東京納品代行株式会社様。このたび初めてトレーラを導入した経緯と今後の展開について、執行役員 管理本部副本部長の清澤秀一氏にお伺いしました。

今回初めてトレーラを導入された経緯をお聞かせください。

当社の輸送業務は小型/中型トラックによる近距離輸送をメインに行っています。大型トラックを使用した長距離輸送は創業当時より協力会社にお願いしていたのですが、近年は大型物流センターの増加に伴う大量輸送のニーズが増え、荷主様のご要望に応えるために大型トラックの導入を進めています。今回更なる車両大型化への加速、および初の長距離輸送を行うためにトレーラを導入しました。

トレーラを使ってどのような運行を行っていくのでしょうか?

関東に2台、関西に2台の合計4台配備しています。実運行では関東と関西の各拠点からそれぞれトレーラが出発し、中間地点の浜松でトラクターヘッドの交換を行い、トレーラはそのまま目的地に向かいます。往復の走行距離は約500㎞、長距離輸送を2人のドライバーが担うことで、1人あたりの輸送する距離が削減され、ドライバーの日帰り業務を実現しています。

このトレーラは中間部のフレームで前後2分割構造が特徴的ですが、どのような理由なのでしょうか。

アパレルには流行があり、高級な衣服はハンガーに吊るされて運びます。現状でもEC(ネット販売)されるアパレルは箱詰めされて運ぶことも多く、将来ハンガー輸送が減った際にも対応できるよう、輸送形態の多様化を見据えてトレーラの前後で2分割構造にしています。前側はアオリ+ウイングを組み合わせた通常のウイングボディーで、パレット製品やダンボール製品、あるいはコンビテナーと呼ばれるキャスター台車に対応しています。いっぽう、後ろ側は全体がオープンになるウイングボディーをボルトで固定した特殊なバンボディーとなっています。側壁のラッシングレールにフックハンガーと呼ばれる専用の器具を取り付けることで、折り畳むことなく高級アパレルを約1,400着運ぶことができます。先ほど述べたように後ろ側は将来的にアパレル以外の仕事にも対応できるようにウイングとしていますが、走行時に隙間から雨水が入って高級アパレルが濡れてはいけないので、現時点ではボルト止めしてバンボディーとして使用しています。

床面地上高が非常に低いトレーラですが理由はあるのでしょうか。

小型車や中型車を使った近距離輸送がメインの関係上、物流センターのプラットフォームは900㎜と一般的な物流センターと比べて低くなっています。大型車やトレーラではプラットフォームとの間に大きな段差ができてしまい、コンビテナーの積み下ろしに支障が生まれます。そこで段付きフロア構造のトレーラシャーシをベースとし、さらに15インチ車軸と小径タイヤを組み合わせることで床面地上高975㎜という低床化を図っていただきました。

物流の2024年問題に向け、今後の展開について教えてください。

当社はセンコーグループの一員なのですが、センコーが東京~大阪間の中間距離にあたる浜松に、中継拠点「TSUNAGU STATION 浜松」を建設中で、2024年8月の開設後は今回運行を開始したトレーラも交換作業を行う予定です。また、2025年度上期には東京~名古屋間をメインにした「TSUNAGU STATION 新富士」の開業も控えており、グループとして中継輸送サービスを推し進める計画です。また、センコーグループでは2030年までにダブル連結トラックを100セット配備することが決定しており、当社でも走行可能な道路や休憩場所の確保など、インフラが整えばといった条件はありますが、より大量輸送に適したダブル連結トラックの導入も検討していきたいと考えています。

東京納品代行株式会社

センコーグループの一員として千葉県市川市に本社を持ち、主にアパレル製品の輸送をメインに事業を展開。EVトラックをいち早く導入するなど、働き方改革や環境問題に加え、物流の2024年問題にも積極的に取り組んでいる。

【所在地】
〒272-0002 千葉県市川市二俣新町22番8号
東京納品代行株式会社HP

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